BLOG

Misakoさんのこと【足立区綾瀬英語教室インフィニティ】

2020/12/13
ブルーをバックに咲く木の芽

Welcome to Infinity English  School, Ayase, Adachi-ku!

 

彼女は長きにわたって、私の心の支えでした。

個人レベルの小さな英語教室がこんなに長く続けてこられたのも実は彼女のおかげです。英語が得意で、ネイティブの先生たちからもとてもナチュラルに話すと言われて、ある時期彼らの心の支えにもなっていたのではないかと思います。年齢が私よりも上ということもあり、彼女がオーナーで私がその下で仕事をしていると思っていた方もたくさんいると思います。

 

10年以上も前、英語教室をやめようかと思ったことがありました。英語教室であっても経営者というのが性に合わないので、代わりに引き継いでくれる人がいないかといつも思っていたのです。「まるで主婦の趣味の教室のようだよね」と何度も愚痴をこぼすのを彼女は笑って聞いていました。「だからやめようと思う」と言うと、「やめるのはいつでもできる。私が手伝うから続けてみましょうよ。どうしてもだめならその時考えてみましょう」と彼女は言いました。周りがやめた方がいいと言うのに、唯一彼女だけがそう言ってくれたのです。そうか、いつでもやめることができるのかという思いは私の気持ちを楽にしてくれました。

 

英会話教室というものが下火になった時期には、他にできることはないかと考え、英語塾のようなことをしたこともありました。英会話は必要ないと思っても、英語の勉強をしたいという子はいます。英会話の生徒でも英語の勉強をしたいという子も何人かいます。その子たちのために、もともと教員資格を持っていた彼女が英語を教えることになりました。塾ではないので生徒は多くはありませんでしたが、教えることが好きな彼女は熱心に生徒に英語を教えてくれました。生徒たちのために、いつもおやつまで用意して、今思えばとても楽しいひと時を過ごしていました。

 

ある日、身体に異常をきたし、歩くのが困難になったことがきっかけで、彼女は英語教室に来られなくなってしまいました。辛そうに歩く彼女の後ろ姿を駅で見送った日、もう彼女に甘えるのはやめようと決めました。あの日の思いほど悲しかったことはありません。これからは一人で英語教室を続けなくてはならないのだと思ったのです。

 

とは言え、彼女は私の心の支えでした。電話で悩みを聞いてくれていつも明るい気持ちにさせてくれました。水槽の魚の話をしてくれて「魚は透明の板を入れると、それを取り外してもそれ以上は行けなくなる」というたとえ話をして、自分で自分の限界を決めてはいけないという話をしてくれました。できない、覚えられないという子どもたちにもこの話はよくしていました。

 

ほんの数年前から重い病気になり、それでも電話やラインで元気にやり取りしていました。元気になって再び教室に行くと約束してくれました。なのに、この12月11日に亡くなったと連絡がありました。悲しいのは最後のお別れにもゆけないということ。あんなにお世話になった方なのに、なんのお礼もできなかったということ。でも、ひとつだけいいことがあります。ずっと会えていなかったので亡くなってしまったという実感がないのです。私の中には彼女の笑顔しか残っていません。彼女の明るい声と言葉しか思い出せません。だから、これからも何かあれば、心の中で彼女に語り掛けてゆくことでしょう。

 

 

※綾瀬にある英語教室インフィニティにはあやせはもちろん近隣の葛飾区(亀有・小菅・堀切)からのお子様も通われています。体験レッスンは随時受けつけております。お気軽にお問い合わせください。