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オクスフォードの思い出

2019/04/26
大学の写真

いよいよ平成が終わろうとしています。

平成は私にとって「英語」の日々でした。

平成になってまだ間もないバブル全盛期のころ、私は友人に誘われてイギリスへ行ってきました。リーズというところで郊外のお屋敷へ一週間滞在して、英語漬けの毎日をおくる予定でした。滞在中は、毎日フレンチのディナー、乗馬やゴルフでヨーロッパの人々と優雅に過ごすというプログラムです。持ち物の指定もあり、その中にはパーティのためのフォーマルなドレスも用意するようにということで、期待で胸が高鳴りました。そこではレベルに応じた英語レッスンを受け、一週間滞在すれば日本で1年勉強したのと同じぐらいの英語力が身につくと言われました。料金もだいぶかかりました。1週間の滞在費だけで40~50万円ほど支払った記憶があります。旅費は別です。出発直前、なぜか滞在先がリーズからオクスフォードに変更になりました。

 

現地へ行ってみてびっくり。滞在先は大学の寮のようなところでした。ヨーロッパのほかの国の人たちも同じ日程で来ていました。食事はまずかったし、乗馬もゴルフもなかったし、パーティもありませんでした。ただ、食事とティータイムは必ずほかの国の人たちと一緒でしたが、英語力もそれほどないし、あまり話もしなかったです。フランスから来た人が、私たちが日本人とわかると、「日本人はパリでブランド物を買いあさっている」みたいなことを言われました。バブルのころは、日本人が海外で爆買いしていたのです。「それはほんの一部の人たち」と説明しました。英語レッスンでは、日本の中学生レベルの英語を習いました。オクスフォード大学の見学にも行きましたが、ガイドはすべて英語で何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。

 

そこでの一週間の滞在後、英語に自信をつけた(?)友人と私は、ロンドンで観光の日々を何日か過ごしましたが、はっきり言ってそちらの方が楽しかったし、勉強になりました。私の友人はボンドストリートでブランド品の爆買いをしていました。あれ、こんなに身近にブランド品を買いあさる人がいたんだと驚きましたが・・・

 

結論を言うと、もともと友人のフランス人の友だちのお母さんの会社主催だったということもあり、クレームをつけたら、お金は半分戻ってきましたが、それにしても高い授業料でした。

 

その後、日本に戻りせっかく身についた1年分(?)の英語力を上達させようと英語を学びに大学のコミュニティカレッジに行ったり、子どもが生まれてからは近所のサークルで英会話を習ったりして、そこで知り合った外国人の先生の英語教室で働くことになったのをきっかけに、今に至ります。人生は何が起こるかわからないものですね。海外留学は別として、語学研修のために海外に行くぐらいなら、地元の英会話教室で勉強するほうがいいと思うのは、私の経験から学んだことです。

 

でも、もしあの時オクスフォードへ行かなかったら、その後英語を学ぶこともなかったと思うのです。そして英語教室を開くこともなかったでしょう。オクスフォードはとても歴史ある素敵な街でした。「令和」の天皇と皇后は二人ともあの場所で過ごして学んでいたのだと思うと感慨深いです。たった一週間の苦い思い出ですが、今はとても懐かしく思い出されます。